ミネラルって何?

あなたはミネラルと聞いて何を想像しますか?
ミネラルとは
ナトリウム、カルシウム、鉄、カリウム、リン、マグネシウム、
亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロムなどを
始めとする栄養素を総称して
「ミネラル」と呼びます。

「ミネラル」は人間が必要としている
基本的な5つの栄養素のうちの一つです。


※5つの栄養素・・・
炭水化物タンパク質脂質ビタミンミネラル
がそうです。



ミネラルの種類

現在、市販されいるミネラルは大きく分けて3種類あります。

1.金属性ミネラル

これらの原料は主にカキの殻・炭酸カルシウム・石灰岩・粘土、
海水の塩といったものです。ミネラル粒子のサイズは1ミクロン
程度で、人体への吸収率は5〜12%程度です。また電気的に
プラスに帯電しているので、このため体内では効率よく利用す
ることができません

金属ミネラルは、多量に摂取すると人体に害をもたらします。
その理由として、植物はこのミネラルを効率よく吸収して利用
することが可能ですが、人間の身体では、数時間という短い
消化サイクルなので、十分な消化ができないためです。

2.キレート・ミネラル

畜産業界により70年後半に開発されたもので、金属性ミネラル
をアミノ酸やタンパク質で包むことによって吸収率を40〜60%
ほどまでに上げたものです。
中身は金属性ミネラルであることに変わりはありません。
 
3.プラントミネラル(植物コロイドミネラル)

植物により1度大地から吸い上げられたミネラルです。 
サイズは0.001ミクロンで金属性ミネラルの1000分の1
以下の大きさです。赤血球の7000分の1のサイズです。

吸収率は98%と驚異的であり、
マイナスに帯電しているため様々な利点をもたらします。

それら利点の一つは腸壁がプラスに帯電しているため
吸収を助けていること、もう一つは食品添加物、
排気ガス、大気汚染、薬の残留物・
タバコ・アルコールの有害/有毒物質などは体内で
プラスに帯電しているので、
このミネラルがそれら有害/有毒物質を
取り込み体外に排出してくれることです。


ミネラルが不足すると・・・

癌に限らず、ミネラル欠乏症と考えられる疾病には
次のものがあると言われています。

神経・精神障害、異常知覚、神経の興奮、情緒不安定、集中力欠如、
精神的無感動、心身衰弱、てんかん、焦燥感、抑うつ症、脳障害、
錯乱、不眠、発育不全、成長不全、骨格不全、幼児の発育遅れ、
貧血、悪性貧血、成長阻害、頭痛、腰痛、痴呆、消化障害、
食欲不振、極度の疲労、味覚異常、くる病、骨軟化症、関節炎、
血液の凝固作用低下、心臓病、心臓障害、心臓発作、呼吸障害、
高血圧、低血圧、動脈硬化、コレステロール蓄積過多症、呼吸障害、
前立腺肥大、病菌に対する抵抗力低下、平衡感覚障害、筋無力症、
筋肉痙攣、筋ジストロフィー、筋肉の収縮機能低下、塩分中毒、
タンパク質代謝障害、浮腫、腎臓障害、副腎皮質障害、腎臓結石、
胆石、肝臓障害、糖尿病、低血糖症吐心、潰瘍、虫歯、甲状腺腫、
甲状腺肥大、生理痛、月経閉止、更年期障害、不妊、難産、精力減退、
性欲減退、生殖力低下、肥満、アトピー性皮膚炎、ぜん息、脱毛、
白髪、シワ(老化)、皮膚障害(シミ・湿疹・発疹)

何か病気の全ての名前を挙げたような感じですね。


精製加工食品とストレスが病気を招く

1977年に、アメリカ政府は生活習慣病と食事について、
世界的な権威を集めて徹底した調査をしました。
そのレポートは有名な
「アメリカ上院栄養問題特別委員会レポート」として知られる
いわゆるマクガバン(M委)レポートなのです。

その内容の要旨は、アメリカの生活習慣病が、
この20年間に激しく増加し、医療費の高騰がこのまま進むと
国家財政の破産はまぬがれないとの危機から、
徹底した二年間の調査を5,000頁にまとめたレポートで
、次の二点が結論でした。

@ガン、心臓病、脳卒中などを含む六大死因となっている
  生活習慣病は、現代の間違った食生活が原因となって
  起こる「食源病」である。「先進国の食事は全く自然とい
  うことと、バランスの双方を失った。しかも精製加工され
  動物性脂肪に偏った食品の過剰摂取にある」
A現代の医学は薬や手術といったことだけに偏り過ぎ、栄
  養に関して盲目的な医学であった。「栄養と予防にもっ
  と積極的にならなければならない」

このことは、精製加工され過ぎてミネラルやビタミンの欠如した
食品、畑の土から化学肥料(窒素やリンとカリウム)の
供給だけで、必要ミネラルの不足した野菜や果物、さらに
ストレスによって体内からミネラルの排泄が促進されることなど
から、著しいミネラルの欠乏状態に陥るものであると
指摘されたのです。

この極めてショッキングな報告は、医療費が急増している
今の日本現状に、そのまま当てはまることです。

この予防に対する改善が徹底されれば、心臓病は25%、
糖尿病は50%、肥満は80%、ガンは20%減少させることが
可能で、その結果、医療費は三分の一に減らすことも
できると結論したのです。



ミネラル摂取が困難な現代

植物の中にはミネラルをたくさん含んでいるものも
もちろんありますが
「60種類ものミネラルをすべて満たしている植物は
まずほとんど有り得ない」ということです。
このようにただでさえ人間には足りないミネラルしか持たない
植物なのに、
その植物の「ミネラル含有量」に更に異変が起きています。

(食品100g中の成分 単位mg)
品名 含有栄養素 昭和27年度 昭和57年度 減少率
ほうれんそう ビタミンA
ビタミンC
鉄分
8000.0
150.0
13.0
1700.0
65.0
3.7
78.8%
56.7%
71.5%
にんじん ビタミンA
ビタミンC
鉄分
13500.0
10.0
2.0
4100.0
0
0.8
69.6%
100.0%
60.0%
トマト ビタミンA
鉄分
りん
400.0
5.0
52.0
220.0
0.3
18.0
45.0%
94.0%
65.4%
みかん ビタミンC
カルシウム
鉄分
2000.0
29.0
2.0
65.0
22.0
0.1
96.8%
24.1%
95.0%
りんご ビタミンA
ビタミンC
鉄分
10.0
5.0
2.0
0
3.0
0.1
100.0%
40.0%
95.0%
いわし カルシウム
鉄分
りん
125.0
10.0
1050.0
85.0
2.3
290.0
32.0%
23.0%
27.6%
★科学技術庁 食品成分分析調査(昭和27年調査と昭和57年調査の比較)

  戦後30年だけでもこれだけ野菜の栄養分が大きく変化しています。
  その原因としては化学肥料・成長促進剤・農薬などの使用により、
  土壌内の成分が大幅に変わってしまったことにあるようです。
  もともと日本は火山灰土壌であるため、カルシウム成分が少ない
  上にミネラル成分が薄れてきているそうです。

「1975〜1990年の間に、キャベツ、にんじん、
たまねぎなどの緑黄色野菜の
 ミネラルの質は53%も落ちている」というのです。
53%です !今はこの統計からすでに10年以上経っています。
ますますミネラルの量は落ちていることでしょう・・・。 

恐ろしいですね。

「植物に含まれるミネラル量」などのデータがよくあります。
しかし、今までの話から考えると、ミネラルの含有量は、
国ごと、地域ごとに違うであろうし、
この様に時代につれても大きく変化している・・・ということを頭に入れて、
データを完全に鵜呑みにしないほうが賢明でしょう。


原因は、土壌です。土壌はすでに100年以上も前からミネラルが
剥ぎ取られた状態にあります。
その土壌から作られる作物にはもちろん充分なミネラルは
含まれていません。
また肥料にも私たちが必要としているミネラルはほんの
わずかしか含まれていないのです。

1936年の米国上院文書264には、アメリカ全土のうち85%に
セレニウムが全く存在しないと報告されています。
85%です、笑い話ですが、ソ連に何百万トンの小麦がアメリカから
送られた時、ソ連で心不全で死亡する人々が急増しました。
これはアメリカの小麦の大半にセレニウムがない為で
あったという話があります。