死んだ医者は嘘をつかない

 〜ワラック博士の講演CDより〜

1.はじめに

健康と長寿の専門家、ジョエルワラック博士は獣医及び医師として栄養摂取の大切さについて
研究を重ねて来られました。また750万ドルの補助金を受け、数々の解剖経験を通して人間や
動物の死因についても研究されて来ました。博士はその広範囲にわたる研究、調査の結果、我
々がどのように病気になりどのように健康を維持できるかを究明されました。博士は数々の著書
、研究発表、テープ、ラジオを通して「健康と長寿」に関して世界中の人々に語りかけて来られま
したが、その中で最も人気を博したのが
「死んだ医者は嘘をつかない」と題する一連の講演です。
このテープは毎年平均300回の講演を行う博士の講演を抜粋収録したものです。
それではミネラルのエキスパートである博士から健康・長寿について従来の真情をくつがえす驚
くべきお話を伺いましょう。

2.家畜にビタミン・ミネラルを与える理由

私はミズーリ州の牧場で育ちました。他の牧場と同様に家畜に与えるとうもろこし、大豆、ワラな
どは自分たちで栽培していました。穀物は粉にすると、ビタミン、ミネラル、微量ミネラルを加えて
粒状にし、半年から9ヶ月もの間子牛に与えました。子牛は他の飼育業者に出荷したり、食肉に
したりしましたが、一番発育の良いものは家族用として取っておき、後に食用として利用しました。
私たちは子牛用の穀物を収穫する畑で、自分たちのとうもろこしや豆、さやえんどう、かぼちゃも
栽培していました。
ある時多くの人が、健康や長寿に興味があり、日々努力しているにも拘わらず、誰一人として子
牛に与えるビタミンやミネラルには関心がないことを、子供ながらに不思議に思い、「父さん、子牛
の餌にはあんなに手間をかけるのにどうして人間はビタミンやミネラルを取らないの?」と尋ねた
ことがあります。すると父は長い牧畜業から得た素晴らしい回答をくれました。「めんどくさい奴だ
なあ。新鮮な空気の元でただ飯にありつけて、金も払わず、体を鍛える事ができるんだから、ゴチ
ャゴチャ言わず、黙って働け!」

やがて私は、ミズーリ大学農学部に進学し、酪農と栄養学を専攻し、栽培と土壌研究を副専攻に
選びました。そこでは土壌の化学成分や収穫増加の方法などの専門知識を学びました。
けれども、家畜に与えるビタミンやミネラルを人間に与えないのは何故か?という幼い頃からの
疑問は、ミズーリ大学獣医学部に進むまで解決しませんでした。では、家畜の餌にビタミン、ミネ
ラルを加えるのは何故なんでしょうか?それは、医療保険がない
家畜の病気を予防するためな
のです。家畜が人間の医療保険に加入すれば、小売価格はいきなり高騰します。挽き肉は1キロ
グラム当たり2万円弱、鶏肉なら1キロ10万円以上、タマゴは1パック6千円ほどになります。
価格を手頃にするために家畜の健康管理費を最小限に抑えなければならないのです。その為に、
ビタミン・ミネラルを与えて、病気を予防するんです。

獣医学部を卒業した私は、当時の人気TV番組
「野生の王国」の製作に携わる獣医としてアフリカ
に滞在しましたが、その2年後、直ちに帰国せよとの電報を受取りました。番組をサポートしていた
機関が国家健康協会から750万ドルの研究資金を得たからです。30年以上も前のことですから
莫大な研究資金です。その資金で汚染、環境、生態学の研究をすることになりました。
獣医である私の役割は、アメリカ国内の動物園で自然死した動物の解剖を行い、汚染に敏感な
動物をみつ出すことでした。これは昔、鉱夫が鉱山に連れて行ったカナリヤの例に似ています。
カナリヤはメタンガスや一酸化炭素に敏感で僅かな量で死に至ることから、当時はカナリヤを使っ
てガス漏れを察知したのです。
私は、12年以上もこのプロジェクトに携わり、その間
454種、合計17,500体もの動物解剖、
それに加え比較研究として、
3,000体の人体解剖を行いました。そして、動物や人間の自然死
は全て栄養素の欠乏による、という結果に至ったのです。こうして栄養の研究を始めた私は、医学
誌や獣医学誌に75の研究結果を発表し、15冊の書物や教科書で栄養に関する共同執筆に携わ
る機会を得たのです。また、自分自身で編集した教科書は1,000ページにも及び、全国ネットの
TVにも出演し、UPIやAP通信社を通して世界1,700種類もの新聞記事にもなりました。
このように私の発見は多くのメディアに流れたんですが、権威ある人々には、健康維持と病気予防
への関心を抱かせることはできませんでした。私が憤慨したことは言うまでもありません。
これを機に私は、オレゴン州ポートランドの医学部学校に戻り医師になりました。
それからの12年間、出産の補助、傷口の縫い合わせなどをして獣医として得た知識を人々の為
に活かしました。その間、人間にも動物にも同様の効果が数多くみられたのは驚くに足りません
でした。


3.人間は120歳まで健康に生きられる

さて、肝心の長寿についての話に移りますが、人間は120歳まで肉体が健康に生きられる可能
性を持っています。これについては後ほどもう少し詳しく説明いたしますが、アメリカ人の長寿に
関する成績はあまり良いとは言えません。
平均寿命は74,5歳で、可能年齢である120歳の約
半分にしか満たないのです。1990年に世界保健機構が先進32ヶ国の健康調査を行いましたが、
アメリカは17位で16カ国がアメリカより長寿という結果が出ました。健康度では19位。つまり心
臓病、ガン、糖尿病、関節炎、骨粗鬆症に発症しなくなるまでの期間がアメリカより長い国が18も
あり、1歳未満の生存率では23位、奇形児の予防率では最下位に終わったのです。これの意味
するところは、世界一医療費が高く、世界中で羨望されるヘルスケアシステムを持ち、更に世界
最先端の医療技術を誇るにも拘らず、それらは必ずしも最善のものではないということです。

私には、クリストファー・バードという20年来の親友がいました。有機栽培の食品に関する専門家
で出版した本はベストセラーになったこともあります。彼にいつもビタミンやミネラルを薦めていた
のですが、自分の食料くらい賄える畑はあるし、出来合いのものは取らない主義だ!ビタミンや
ミネラルは余分に取る必要はないんだよ、と言う答えが返ってくるだけでした。
ある日、空港で飛行機を待ちながら、何気なく新聞を見ていると彼の死亡記事が載っているでは
ありませんか。「プラントの秘密」、「土壌の秘密」などのベストセラー作家バード氏は動脈破裂
から来る脳卒中でアメリカ人の平均寿命より7年半も若くして68歳の命を終えたのでした。
郊外に住み、有機栽培の野菜やハーブを好んだ彼の生活は健康そのものでした。しかし、その
信念のためにミネラルのひとつである
が欠乏し、死に至ったのです。銅の欠乏は動脈破裂
引き起こします。多くの人は、「私はハーブを取っているのでビタミンやミネラルをとる必要はない」
と言います。お判りいただきたいのは、ハーブは単に医者の処方箋より効果的で安全な薬用植物
であるだけで、栄養素ではないということです。下痢や便秘、高血圧を治し、熱を下げることはでき
ますが、カルシウム、セレン、ボロン、銅、ビタミンAなどをハーブから摂取することはできません。


4.長寿を全うする2つのコンセプト

私は、動物や人間の生理学研究や臨床研究を行ってきました。そこでは動物、人間の両概念を
踏まえなければなりません。健康的に長寿を全うするには、先ず第一に地雷を踏まないようにし
なければなりません。つまり、健康な肉体に害を与えないように心掛けることです。例えば、喫煙
をしない、酒を乱飲しない、麻薬を使用しないこと、また忍者のような黒装束で真夜中に車道を
ジョギングしない、盲目的に医者の言うことに従わない、などもそうです。
医者から治療に関しての支持を受けたら、その検査結果を3人の
違う医者に見せ、それぞれの
意見を仰ぐ方が良いでしょう。また、あなたがすすめられたのと同様の治療を受け、いまだに生存
する患者がいれば、彼らに意見を求める事も大切です。私たちは家を改築する際、いくつかの業者
を比較しますが、治療の際にも同じことをするべきなんです。先に述べた地雷を避けることがで
きたら、次は体にプラスになることを行います。具体的には、60種のミネラル、16種のビタミン、
12種のアミノ酸、3種の脂肪酸からなる
必須栄養素を摂取することです。

必須栄養素の名の由来は二つあり、先ず一つは、人体は必須栄養素を生成できず、食料または
サプリメントから摂取しなければならないことから来ています。もう一つは、どの必須栄養素も
一定期間欠乏すると、ひとつにつき10種の病気が生じて来るためです。サプリメントとして摂取
すれば、得はあっても損にはなりません。けれども医者たちは、必要な栄養素は食事から摂ること
ができると未だに馬鹿げた考えを私たちに吹聴するのです。

1992年4月6日のタイム誌は「ビタミンの真の力」という私の好きな特集を掲載しましたが、そこに
はビタミンが、ガン、心臓病、老化に対抗すると書かれています。図書館でその記事を是非読んで
みて下さい。6ページに亘ってよい内容がたくさん記載されていますが、一節だけ否定的なところが
あります。お察しの通り、医者による発言部分です。ビタミン、ミネラル、微量ミネラルの摂取をどう
思うか?という質問に対してニューヨークにあるマウントサイナイ医科大学のビクター・ハーバート
博士はこう答えています。「ビタミンをとっても何のメリットもありません。補助食品として、どんなに
ビタミンを摂取しても無意味であり、高価な尿をするに過ぎないのです」
私の育ったミズーリ州の言い方に直すと「便所に金を捨てるだけさ」となります。
つまり、その医者は必要な栄養素は、4大栄養素から摂取できると主張しているんです。私なら、
早死にする事よりも1ドル分の余分なミネラル、ビタミン、微量ミネラルを尿として排出する事を選
びます。毎日のようにコーヒー、お茶、炭酸飲料、新聞などに安易にお金を使ってしまうことを考え
れば、健康を維持する為の2〜3ドルは安い物です。考えてみて下さい。直接医者の診察に対して
支払ったお金も、税金や保険として間接的に支払ったお金も、決して子供の病気、女性の乳がん、
男性の前立腺がん、アルツハイマー病、心臓病、糖尿病、などの治療・予防若しくは研究には1円
も使われていないのです。

5.死んだ医者は嘘をつかない

私の講演テープの題名「死んだ医者は嘘をつかない」の由来について聞かれることがよくあります。
私は大学や私立の研究所で働いた20年以上もの間、医療を信頼してきましたが、次第に医者たち
は健康や長寿、栄養、疾病に関して何も理解していないと感じるようになりました。確かに医者たち
は、骨折の処置やキャットスキャンの使用法などの作業手順については精通しています。
けれども、健康や長寿、栄養、疾病については何も解ってはいないのです。
私は、医学雑誌を調べ、医者が書いた健康と長寿に関する記事をやっとのことで、1895年6月15日
号のアメリカ医師学会誌にみつけました。当時の医者の寿命は54.6歳で、約100年後に出版された
1993年1月20日号の同医師学会誌の死亡通知を使って、
医者の寿命を割り出すと57.6歳、四捨五
入して
58歳という結果が出たのです。私がそれを指摘すると医者たちは気が狂ったように怒り出し
ました。医者は健康に関心のない一般人よりも短命である、ということを指摘したのですから、当然
のことです。私は医者達に挑戦しようと、58歳という数字を強調しました。医者たちは、私の調査範
囲は狭すぎて不正確だと言い張り、自ら本格的に調査に乗り出し、25万人にも及ぶ医者の平均年
齢を保険書類から割り出しました。そうして、私の提示した58歳という数値が誤りで、62歳だと主張
したのです。それでも、健康に関心のない人の平均年齢75歳という数値には遠く及ばないものでした。
この調査は1996年に再度行われましたが、医学上の治療法、薬、移植技術に詳しい医者達の全て
の死亡通知を統計しても、70歳という数値しか出ませんでした。平均寿命に5歳も及ばないのです。
つまり、医者たちは、自らが一般人よりも長生きすると証明できないのです。
そこから「死んだ医者は嘘をつかない」という題名が生まれたわけです。

6.世界の長寿者

さて、健康上良いとされることを全て行ったら、人間は何歳まで生きられると思いますか?
また、こうした手間をかける価値はあるのでしょうか。私はあると信じています。
いくつかの例を紹介しましょう。

1995年7月、南アフリカのドーラー・フィビーさんは、
114歳になりました。
彼女に健康の秘訣を尋ねると、定期的な健康診断と医者の世話になるのではなく、イナゴ、亀、
カボチャの種を毎日食べるという菜食主義とはかけはなれた答えが返ってきました。

バージニア州のマーガレット・スキーツさんは、1994年の時点で公式書類上、アメリカ人最年長
でしたが、
115歳で亡くなりました。転んで腰の骨を折り、数週間後、それが原因で亡くなりました。
骨粗鬆症だったのですが、これについてはあとでお話いたします。彼女のようなケースは珍しくなく、
足腰を骨折した65歳以上の高齢者で、不幸にもその3ヵ月後に亡くなる方は75%にも昇ります。
肺炎、肺塞栓症、脳卒中などがその骨折から誘発されてしまうからです。

1994年12月、スージー・ブロンソンさんは
123歳で亡くなりました。彼の年金は、家族の聖書に記さ
れた、1870年12月25日という彼女の誕生日が証明しています。

コロンビアの男性、フランシスコ・ベアチャプリナさんは、
125歳になりました。報道陣から長寿の秘
訣を尋ねられると、「山羊のミルクを毎日飲んでいる」答えられました。実は、ベアチャプリナさんは
40年前に医者から、数ヶ月の命と宣告され、それを聞いた彼の息子は、早速棺桶を作ったのでした。
それからというもの、ベアチャプリナさんは毎日、棺桶の傍で寝起きし、心の準備をされていたそう
です。彼に死の宣告をした医者たちは既に亡くなっていますが、彼は現在でもピンピンしています。

シリアのハムリ・アブドゥーラさんは、
133歳で亡くなりましたが、80歳で4度目の結婚をし、その時
4人の息子と5人の娘をもうけました。彼は100歳を過ぎても父親業を続けたのです。

次は、私のお気に入りの話です。
デンバーの新聞によると、イランの女性、ヌズミ・ドゥスティさんは、1995年1月に
161歳で亡くなりま
した。彼女の年齢を裏付ける証拠は120歳から128歳になる6人の子供達が残されているということ
です。その子供達はまだ家を出ておらず、大学にも行っておりません。長男のゴラムさん曰く、彼の
母は一度も医者にかからず、薬も飲まなかったが、ハーブを少し好まれたそうです。
120歳、130歳、160歳の長寿を達成された方のことを、もう少し考えてみて下さい。
彼らは、アメリカ、英国、ドイツなどのいわゆる先進国に住む人々ではありません。殆どの方が、
発展途上国出身なのです。面白いと思いませんか。医療の行き届くところから離れていればいる
ほど、長生きできるんです。
1973年1月号のナショナルジオグラフィック誌は、長寿の特集を掲載しました。一定の条件を設定
して、長寿者を探したところ、ロシア西部の小さな国、アゼルバイジャンのチュラリ・ミズメノフという
男性は、
167歳である事が判明しました。ナショナルジオグラフィック誌は非常に権威ある雑誌であ
り、いかがわしいものでないことを、皆さんご存知のことと思います。



このあと

7. 塩分制限に対する見解
8. コレステロールについて
9. 関節炎・痛みについて
10.炭酸飲料による害
11.突然死はありえない
12.発汗とミネラル補給
13.カルシウムの驚異・微量ミネラルの驚異
14.3種類のミネラル
15.ワラック博士からのメッセージ


と興味深いお話が続きます。
お知りになりたい方は、CDをプレゼントしますので、TOPページの「お問合せ」
から「CD希望」とお書きの上、ご住所、お名前、メールアドレスをお知らせ下さい。
無料でお送りさせていただきます。

ジョエル・D・ワラック博士
ミズーリ大学で家畜学(栄養学)を専攻し、1962年に農業理学士を取得。
64年、ミズーリ大学より獣医学博士号を取得。
66年から68年にかけて特別研究として、バイオロジー・オブ・ナチュラル
システムセンター、ワシントン大学付属バーンズ病院、セントルイス動物園、
ショウズ植物園で生物医学研究と臨床医療に携わる。
嚢胞性腺維症の動物検体として猿を使用する中で、その症状は栄養の欠
乏が原因である事を知り、自分の意思で健康状態を再生する事が可能な
事を発見。しかし、その発表に対して研究機関より解雇通告を受け、医学の
道を目指す。ナチュロパシー医学ナショナルカレッジで栄養学の講師を勤め
る傍ら、同校で自然医学を学び、82年にナチュロパシー医学博士号を取得。
88年には、嚢胞性腺維症の原因と病理の確立に成功したことを称えられ、
ウースタービーチゴールドメダル賞を受賞。
そして、91年、微量ミネラルの使用が先天性の大病を予防することの発見
が認められ、代替医療学会よりノーベル賞(医学賞)の候補として推薦を受ける。
数多くの大学、動物園の顧問のほか、定期的なラジオ番組、テレビ番組、
講演を通して、自身の知識を数百万人のアメリカ人と共有している。


ミネラルは私たちの健康と長生きには欠かせないものです。
私たちの食物のミネラル成分の量が急激に低下して以来、
病気を防ぐために意識的に栄養を補給することは
欠かせない努力となりました。


ワラック博士



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